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【共有】プロサバンナに関するブラジルFolha新聞報道(2013年11月30日)

ブラジルで最も権威のある新聞の一つであるFolha de Sao Paulo新聞に掲載された記事の日本語訳です。動画の方では、モザンビーク内外の研究者らのインタビューなども聞けますので是非。
http://mais.uol.com.br/view/e0qbgxid79uv/mocambique--prosavana-0402CD1B3766DCB94326?types=A&


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FOLHA de SAO PAULO

http://www1.folha.uol.com.br/mundo/2013/11/1378723-projeto-agrario-apoiado-pelo-brasil-e-alvo-de-criticas-em-mocambique.shtml

Projeto agrário apoiado pelo Brasil é alvo de críticas em Moçambique
ブラジルが支援する農業プロジェクトがモザンビークで批判の標的となっている


ANDREA FAMA & CECILIA ANESI
COLABORAÇÃO PARA A FOLHA, EM MOÇAMBIQUE
30/11/2013

モザンビークにおけるブラジル資本の食料 生産のプロジェクトが小農民や、かつてポルトガルの植民地であった東アフリカの国 による団体から批判を受けている。

プロサバンナ は、世界のもっと貧しい国の一つであるモザンビークの 食糧庫となるという野心のもと、ナカラへ至る回廊地帯で農業生産に革命を起こそうと計画している。ナカラの回廊地帯というのはモザンビーク北部に位置する肥沃な地域で、14,500,000ヘクタールほどの面積である。(セアラと同等の大きさ)

その地域的 特徴がブラジルのセラードと似ていたのが、ブラジル政府を巻き込むのを容易にした一因である。

国内の市場での食料生産を増やすことと、余剰の農作物 を輸出することが目的であるが、日本(もう一つ のプロサバンナへの出資国)とブラジルの政府は否定しているが、輸出用作物やバイオ燃料作物のために耕作を促進することにのみ関心があるだけとの 批判を受けている。

今 年の五月、23のモザンビークの宗教・農業団体や人権団体、43以上の国際的な組織が、ジウマ・ルセフ大統領 と彼女のモザンビークの同志であるモザンビーク大統領のアルマード・ゲブーザと(日本の安倍晋三 首相へ公開書簡を送った。

その中で、これらの団体は「農村部に住む人々の土地が収奪され、現在その地域に居住するコミュニティーが移動を強制される という重大かつ切迫した脅威」について指摘している。団体らは、協議が十分でないことや、事業の目的についての透明性が欠けていることなどに抗議している。

モザンビークでは他にもブラジルによる重大な経験があるが、それはテテ地域における採鉱企業・ヴァレ のことで、それが彼らへの不信へ貢献している。住人らは家を奪われたと抗議しており、さらに十分な補償を受けていないといっている。

プロサバンナの事例に関する懸念は、多国籍のアグリビジネスがトウモロコシや大豆、綿、サトウキビなどのモノカルチャーを促進し、残存する自給的な小規模農業を全滅させ、たくさんの土地なし農民を生み出すことである 。

およそ70%のモザンビーク人が農業に依存している。

「 現在に至るまで、市民社会は無視されてきた。農民らの関与は、彼らは国の基盤となる存在である以上、根本的なことだった 。もし対話が行われなければ、この問題に対する解決策はないだろう」と、モザンビークの団体・環境正義 のアナベラ・ラモスさんは言っている。

事業はまだ初期段階にある。同事業の起源は2009年に遡り、同年そのアフリカの国での「農業生産への援助」への協力 に、ブラジル、モザンビーク、日本が調印した。

ブラジルは当時、ルーラ政権のトレードマークであったアフリカ支援の外交政策 の絶頂期にあった。

それ以来ブラジルは、既にABC(ブラジル国際協力庁 )とEMBRAPA(ブラジル農牧研究公社)を通じて、13,700,000米ドルを同事業に投資しており、日本はさらに23,800,000米ドルの投資を行って いる。

しかし事業は今年に実施されているべきであったが、未だに開始されていない。

この計画に反対している者たちにとっての脅威は、小農たちが大企業との関係において、依存状況が生み出されかねない ことにある。

同事業では直接土地を収用する ことは想定していないが、計画の中には「契約栽培 」があり、そこでは農民たちは特定の輸出用産物を生産するために融資を受けるということが書かれている 。

団体らが恐れているのは、農民たちが借金のスパイラルに 陥り、農民らが、自らの生存に不可欠な食料を生産しなくなってしまうことで、飢餓と貧困のサイクルが助長されることである。

「プロサバンナはモザンビークの人々を養うことも、ナカラの回廊地帯の共同体を養うこともない。事業の目的は土地の開発と輸出を推し進めることである。これは社会間の紛争を引き起こす、いや 既に引き起こしている」、とモザンビークの農村部の生産者組合 の代表であるアウグスト・マフィーゴ氏は断言する。

マプートにある工科大学の経済学者のジョアオン・モスカ氏は、「公表されている目的とは異なった、隠されたアジェンダ がある可能性」を指摘する。
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MozambiqueKaihatsu

Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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