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【連載紹介】日本の援助史に残る「失敗」/「プロサバンナ事業」中止へ(上)


以下、連載が始まりました。
冒頭のリードだけ紹介しますので、残りのテキストはリンク先でお読み下さい。

日本の援助史に残る「失敗」/アフリカ小農が反対する「プロサバンナ事業」中止へ(上)

舩田クラーセンさやか(明治学院大学国際平和研究所)

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020080500001.html


日本の援助「プロサバンナ事業」が中止された。8年にわたって、アフリカ・モザンビーク最大の小農運動(UNAC、モザンビーク農民連合)が反対してきた大型農業開発事業だ。
2011年の開始から、すでに35億円を超える日本の税金が費やされた末の中止であり、事業を立案・実施してきた日本の公的援助機関JICA(独立行政法人国際協力機構)にとっては、大きな痛手だ。
日本の外務省とJICAは、この8年間、当事者の反対の声が何度届けられようとも、事業地の住民11名がJICAに正式に「異議申立」をしようとも、現地の行政裁判所で「違憲判決」が出ようとも、頑に事業を続行してきた。しかし、ついに事業途中での中断・終了を余儀なくされた。
一方のモザンビーク小農運動にとっては、3カ国政府との圧倒的に非対称な闘いを勝ち抜いたこととなり、今後のさらなる闘いに向けて、大きな糧となるだろう。また、この間、この反対運動を支えてきた世界の小農運動や3カ国の市民社会にとっても、この勝利は大きな財産となるに違いない(「プロサバンナ事業」のこれまでの経緯や3カ国市民社会の運動についてはこちら参照)。
第二次世界大戦後、戦後賠償として始まった日本の援助も、65年の歴史を迎える。
「プロサバンナ事業」は、大々的に世界に喧伝された無謀な計画、当事者の大規模で長期にわたる抵抗運動、そして事業の中止、いずれの点をとっても、「日本援助史」に名を残すこととなるだろう。
鳴り物入りで誕生したこの援助事業に、一体何が起きたのだろうか?
なぜ、事業途中で中断となったのか?
日本政府が、7月21日に「プロサバンナ事業の終了」を公表してから日が浅く、注目も集まっている時期だからこそ、今後の教訓を引き出すために、この事業の問題をしっかりまとめてく必要があるだろう。
そこで、この連載では、次の5点について、明らかにしていきたい。
① この事業の構想がどこから生まれ、何を目指したのか。
② モザンビークの小農運動はなぜ、どのように反対し(続け)たのか。
③ それに対して、日本の援助関係者は何をしたのか。
④ その結果、何が起きたのか。
⑤ なぜ中断を余儀なくされたのか。
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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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