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【深刻事態発生中】日本援助によるモザンビーク農民運動への介入(2)

昨年末にお知らせした以下の投稿の続報(外務省に提出された農民リーダーの動画翻訳)です。

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【深刻事態発生中】日本援助によるモザンビーク農民運動への介入
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-386.html
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日本での3カ国民衆会議では、モザンビーク最大の小農運動である農民連合のリーダーたちが、プロサバンナ事業への反対と即刻中止を何度も強く求めていました。

東京宣言→http://triangular2018.blog.fc2.com/blog-category-8.html
小農リーダー→http://triangular2018.blog.fc2.com/blog-entry-52.html

直前(11/14-15)に、JICAの資金で、かつてJICAのコンサルタント契約(契約金:2200万円)に関わった団体によって開催された「プロサバンナに関する市民対話」についての続報です。

この「対話の結果」として、11/22の民衆会議3日目に、政府系新聞「声明」が発表されましたが、これらの主催者らは、プロサバンナ対象3州の農民連合の名前を語って、「プロサバンナ推進に合意」と喧伝しました。

前回お伝えしたとおり、来日していた州農民連合のリーダーたちは、「虚偽の声明」「民衆会議に対抗するための、JICAの工作だ」と強く反発されていました。女性農民たちは、「どうしてこんな愚かなことに着手し続けるのだろう」とひどく落胆するとともに、抵抗への強い意志を固めていました。

この「虚偽の声明」に基づいてJICAがまた何か動きをはじめている可能性が高いため、その翌週に予定されていた外務省でのODA政策協議会で観てもらうために、リーダーの証言をビデオ動画に撮らせていただきました。その発言の翻訳は以下の通りです。

当日、動画を上映することが叶わなかったのでこの翻訳を外務省・JICAに提供し、事実確認を要請しました。その結果は別の投稿で紹介します。

1. 冒頭(録画1:00-1:27):
Q: 新聞広告に出た声明の内容は本当なのか聞かせてほしい。
・虚偽の宣言と受け止めている。
・もしこれが真実を伝える声明なのであれば、どうして公表の前に、事前に州農民連合と共有しなかったのか?これらの点は合意できたねと具体的に確認ができたはずだ。しかし、それはなされず、故に「偽の声明」といえる。つまり書かれたことは嘘といえる。
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2. 実際に起ったこと(長いので要約):
- 2つの会合があった。UNAC加盟団体は彼等の会議に参加せず、パラレルに会合を持った。そのうえで、全体会に行って、ナンプーラ、ニアサ、ザンベジア州農民連合はこれまでのポジション通りを堅持していることを表明し、事業は中止されるべきであり、何も進めないように要求を行った。その際に、二点の理由を述べた。まず、モザンビーク弁護士会の訴訟の結果を受けての結果を待っていること。そして、日本での三カ国民衆会議に派遣団が行くこと。だから、とにかく今何も進めることがないように明言した。しかし、派遣団が日本から戻る前に、メカニズムはこの声明を出した。とても懸念している。

3. 以上の要約の1分ほどの説明(録画2<4:29-5:31>):
要約すると、一連のことは、いつものJICA、そして「メカニズム(MCSC)」のマニプレーション(工作)である。そもそも、州農民連合からの出席者らは、会議の議事録を、州農民連合に事前に送って確認を経ない限り、農業省に送らないように要請した。実際の会議中の発言と同じかどうかを確認するためである。しかし、それがないままに、いきなりこの声明が出された。つまり、JICAそしてメカニズムは、マニプレーションを行い、権利侵害をおかしている。
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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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