岩波 WEB 『世界』で連載開始
2018年3月18日配信
(元記事 2017年5月号)
モザンビークで起こっていること
〜JICA事業への現地農民の抵抗
https://websekai.iwanami.co.jp/posts/461舩田クラーセンさやか
(明治学院大学 国際平和研究所)
「私たちは秘密を知ってしまった」
昨年4月、アフリカ・モザンビーク北部の11名の住民(主に農民)が、JICA(独立行政法人 国際協力機構)に異議申し立てを行なった。
JICAは、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関で、その活動は税金で支えられている。
本来、善意によるはずの援助で、いったい何があったのだろうか?
実は、その5カ月前の2016年11月、日本を訪れていたモザンビーク農民のリーダーは、参議院議員会館で開催された集会で、次のようなメッセージをJICAと日本社会に投げかけていた。
「JICAによる介入により、肉と骨にまで刻み込まれるような傷を毎日感じています」
「JICAに伝えます。私たちは、もう(JICA事業の)秘密を知ってしまいました」
JICAの行なっている「国際協力」の現場で一体何が起きているのだろう? 農民のいう「傷」「秘密」とは?
本連載では、JICAと日本政府が進める農業開発援助「プロサバンナ事業」に対する農民の異議と抵抗の背景を明らかにするとともに、農民が知ったという「秘密」に迫る。
(続きは、岩波のサイトでお読み下さい→
https://websekai.iwanami.co.jp/posts/461)
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