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【新着】モザンビークからプレスリリース(JICA資金提供会議への抗議)

3月1日にNGOに伝達のあった外務大臣決済(プロサバンナ事業)については、すでにご紹介した通りです。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-320.html

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2.大臣のご判断
1)外務省JICAとして、「反対派」を含む参加型意思決定ルールに基づく議論の実現について、必要に応じモザンビーク政府の主体的な取り組みを支援し後押ししていくことにした。  モザンビーク政府には丁寧なプロセスを経て対話をすすめるように求めたい。n>
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これをすでに現地の農民組織、異議申し立て人、市民社会組織に伝えていました。
しかし、この大臣の決済に反する事態が、現地で生じているとの一報が3月20日頃に伝えられ始め、そのことの真偽を外務省・JICAに問い合わせてきました。繰り返しの情報照会に対し、外務省・JICAからは不明瞭な情報しか届かないままでした。

繰り返しの質問の結果、4月4日にプロサバンナに関する会議がモザンビーク農業省の主催で開催されること、その費用をJICAが負担すること、JICAがこれを知ったのは3月19日のことであり、それ以前は知らなかった。そして、「賛成派・反対派の両方が参加予定とのことだったので支援を決定した」などと説明されています。

外務省の担当課長は、「プロサバンナにノー キャンペーン」の参加団体すべてに送った「招待状に受領印がある」(だから参加予定だ)と主張しているそうですが、同キャンペーンは、河野太郎外務大臣に、この会議に参加しない意志を3月中に表明していました。

その理由として、
1)外務大臣の判断に反する会議の準備プロセスの不透明性・非民主性
2)異議申立への審査結果に対する申立人らの意見書が出ていない状況であること(4月中には意見書を提出すると既に連絡していること)
3)日本のNGOらがJICA理事長宛に送った公開質問状(JICAがコンサルタントを雇って、キャンペーンの裏にまわって対話のテーブルにつけようとしたとの発言録音)に関する回答が示されていないこと、

このような段階で、行われていることは、事業を推進するために形ばかりの正当性を得ようとするもので、今までプロサバンナ事業で繰り返されてきた手法と変わらないということが書かれています。

そして、別途、4月3日には、モザンビーク農業大臣宛に同様のレターが提出されているそうです。

詳細は、河野外務大臣とモザンビーク農業大臣に提出されたレターをもとにしたプレスリリースをご覧下さい。
現在、現地からの要請により日本語訳が作成されているところですが、まずは原文を掲載します。

*翻訳が届いたので、日本語仮訳を掲載いたします。(4月9日)


プレスリリース:「プロサバンナ事業の現状に関する会議」について 【仮訳】


先週(3月23日の週)、私たち「プロサバンナにノー!キャンペーン」は、モザンビーク農業食料安全保障省より、4月4日(火)14:30~15:30にマプトで開催される「プロサバンナ事業に関する準備会議」への招待状を受け取りました。しかしながら、「プロサバンナにノー!キャンペーン」は、以下の理由により、同会議に参加しないことを決定しました。

1.「プロサバンナにノー!キャンペーン」は、プロサバンナ事業に対し、これまで様々な請願、抗議、不服申立を行ってきました。それは、同事業が、開始から現在まで、根本的な課題や問題を抱え続けているからです。それにもかかわらず、この度開催される「プロサバンナの現状に関する会議」では、これらについて市民社会が問題提起するスペースがありません。

2.招待状には、「開かれた、対話の精神」に基づいて開催されると書かれていますが、添付された式次第をみれば、実際にはそのような趣旨のものではないことは明らかです。会議の長さは全体で1時間とされ、マスタープランの準備プロセスにおける市民社会の役割に関する意見交換と称する議題にはたった30分が割かれるのみです。これまで事業に対して提起されてきた疑問や懸念について協議するための時間は一切設けられていません。このことから、「プロサバンナにノー!キャンペーン」は、この会議がプロサバンナ事業を前に進めることを保証するという目的のためだけに開催されるものと理解しました。

3.同会議の議題は、過去5年間にわたって事業に対して向けられてきた様々な懸念や要請を無視しており、プロサバンナ事業の現状と見通しを一方的に提示することしか念頭におかれていません。このため、この会議は、小農中心のモザンビーク農業を実現するための戦略を、民主的な方法で共同に構築することにはつながりません。

私たちは、このようなプロサバンナ事業それ自体、そして同事業がモザンビーク国とモザンビーク人に押し付けてきたそのやり方、またその押し付けをさらに増強させるようなこの度の会議のあり方に反対する立場を再確認します。

同時に、私たち「プロサバンナにノー!キャンペーン」は、モザンビークの小農による農業の課題と将来に関する、真に開かれた、民主的で、インクルーシブな対話に対し、意欲があり、開かれ、用意があることをここで再度宣言いたします。

2018年4月3日 於マプト

プロサバンナにノー!キャンペーン




Campaign No to Prosavana:
Academic Action for the Development of Rural Communities - ADECRU
Justice and Peace Commission of the Archdiocese of Nampula - CAJUPANA
Diocesan Commission for Justice and Peace of Nacala - CDJPN
Women's Forum - Coordination for Women in Development
World March of Women Mozambique
Environmental Justice (JA!) - Friends of the Earth Mozambique
Mozambican Human Rights League - LDH
Livaningo
UNAC


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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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