fc2ブログ

Entries

【また延期】JICA理事長宛 公開質問状への回答

2月9日、27日にJICA理事長宛に送られた公開質問状への公式回答ですが、驚くべき回答や回答延期が続いています。

元々の公開質問状
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-302.html
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-317.html

前回までの回答状況は以下をご覧下さい。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-319.html


3月30日の回答はこのようなものでした。
スライド3

NGO側からの質問状を確認すれば、このファックスの内容がまったく回答になっていない点、そして1ヶ月も回答を引き延ばしているが具体的になぜ時間がかかっているのか、現在どういう状況にあるのか、いつなら回答ができるのかを示していないことが分かります。

そこで状況の確認(何を行っていて時間がかかるのか)を行うとともに、州農務局長の発言について、相変わらず正式な回答がないことを受けて、回答拒否として理解するがそれで良いかとの質問が出された結果、送られてきたのが次の回答でした。

スライド1
スライド2

これも「回答」と呼べるレベルのものになっておらず、すべてはモザンビーク政府関係者やコンサルタントの責任にして、JICAとしての録音内容の確認も、責任の所在に関する主体的な見解(反省なり、改善のための言葉)もないままです。

なにより、ナンバリングされている質問に対して、それぞれについて確認や回答を行うという、社会通念上あるべき回答の仕方がされておらず、公式に理事長宛に出された公開質問状であるにもかかわらず、自分のしたい主張だけが質問とその項目を無視する形で行われています。

そこで、4月2日に以下の要請がNGOから送られていますが、先ほどJICA農村開発部とアフリカ部より、未だ時間を要する…といういつものお決まりの台詞が届き、いつなら回答が可能かという3。の質問も無視されている状態です。

あまりにも納税者や市民を愚弄する対応ですので、すべての記録を共有しておきたいと思います。

1。当然ながら、技術的に和訳を確認してほしいという趣旨での質問
ではありません。公開質問状をもう一度確認いただければ分かることで、
JICAがこの一連の州農務局長の発言内容を、どう認識し、受け止めるのか
という質問であり、現在までこの事実確認と理解を示すことについて、
繰り返しの催促にもかかわらず、ご回答をいただけておりません。

外務省は録音を踏まえ、ODA協議会にて「人権侵害であった」との結論を
共有されています。一方、事業主体であり事業の責任を有するJICAとして、
現在まで、一切の確認や見解の提示を避け続けている状態にあります。

公開質問を提出してからほぼ2ヶ月が経過し、繰り返しの質問と催促に
対してもこの状態ですので、結論からは「JICAは回答を拒否した」として
理解させていただきますが、それで大丈夫でしょうか?

2。3月26日の事務局からのメールへのご回答は掲載されていますが、
その前の3月22日の下記の質問については全く回答がなされないまま、
追加質問の部分について再び「時間を要する」とだけ書いてあります。

いただいたメールの下に当該メール(3月22日)はついているので、
そのメールが不着であったということは考えられず、どのような理由
でこの点だけが回答されていないのかも不明です。

以下、転載しますので、早急なるご回答をお願いいたします。

> > 1)これほど遅れている理由がどこにあるのか具体的にご教示下さい。
> >
> > 2)現在、どの作業の状態にあるのかご教示下さい。
> > *この時点でどの録音か分からない、録音が不明瞭というご回答は、
> > 社会常識としてあり得ないことを予めお伝えさせて下さい。(その
> > ような回答をされることいはないと思いますが、前回ファックスの
> > ことがありますので。)

3。最終回答を会議が予定されているという4月4日(水・正午)迄を
要請します。万一、この日程では回答ができないという場合は、4月何日
なら回答が可能か具体的にお教え下さい。

スポンサーサイト



Appendix

最新記事

カテゴリ

プロフィール

MozambiqueKaihatsu

Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR