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【公開】河野外務大臣の決済事項(プロサバンナ)の外務省からの伝達記録

重要な情報を公開します。
2018年3月1日に京都で開催されたODA政策協議会(NGO・外務省定期協議会の一環で年3度開催)で、プロサバンナ事業に関連する議題が議論されました。この直前に、外務省の牛尾滋審議官(NGO大臣)からJANIC谷山理事長(JVC代表)、JVCの渡辺直子さんへの事前面談が要請されたことを受けて、モザンビーク開発を考える市民の会の大林稔代表も同席の上で、下記のやり取りがなされました。

外務省側からは、重要な伝達事項があるとのことだったので、大林代表から録音が申し出られ、これが了承されました。その上で、伝達事項の重要度を鑑み、牛尾審議官が読み上げに使用した書面の共有が要請され、これを持ち帰り検討するとの説明がなされましたが、現在までこの書面の共有は行われていません(要請は何度か行われました)。

書面は提供できないが、当日の録音を公式記録として扱ってよいとの外務省の了解が得られたので、この録音をもとに起こされた記録を共有します。

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開催日:2018年1月
出席者:
外務省国際協力局審議官/NGO担当大使 牛尾滋
JVC 谷山、渡辺
モザンビーク開発を考える市民の会 大林

【牛尾審議官からの伝達】

今後の進め方について外務省としての考え方をお伝えしたい。
先般の梨田局長との面会の際にお伝えしたが、

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1.異議申立て調査報告書をモザンビーク政府に伝達した。

調査報告書の提言内容を受けてモザンビーク政府に適切かつ主体的な取り組みを求めたところ、モザンビーク政府からはマスタープランの最終化に向けて「反対派」も含めた現地の市民社会や農民・住民の皆様との対話に丁寧かつ主体的に取り組むとして、日本に対し支援要請があった。

2.大臣のご判断

1)外務省JICAとして、「反対派」を含む参加型意思決定ルールに基づく議論の実現について、必要に応じモザンビーク政府の主体的な取り組みを支援し後押ししていくことにした。  モザンビーク政府には丁寧なプロセスを経て対話をすすめるように求めたい。

2)本邦NGOの皆様から、プロサバンナ事業について率直かつ忌憚のないご意見、具体的ご提案をいただきたい。また現地の市民社会・農民・住民からも同様にご意見・具体的なご提案をいただきたい。ドラフトマスタープランの(技術的)内容についても、ご意見や具体的ご提案があれば、ぜひ出していただきたい。

3. われわれの対話のドアは常に開いている。
今後とも率直に意見交換を続けていきたい。プロサバンナ事業に関する本邦NGOと外務省JICAとの意見交換会は昨年1月を最後に開催されていないが、この意見交換の場も活用したい。


以上です。
*****

【その後の内容確認に関するやり取りに基づく要点】

1)これが出たタイミングに関する外務省側の補足
・環境社会配慮ガイドラインに基づく異議申立書が出た。
・審査結果は、人権侵害はあったかどうか確定できていないけれども、ちゃんと「反対派」とやるようにしなさいと書いてある。
・それを受けて、JICA事業部は理事長に、審査の提言の内容に従ってやりますと意見書を出した。
・そこで、近くJICAの理事長が、そういうことであれば、こうしなさい、との指示を出す予定。
・(下記の意見・質問に関する回答)モザンビーク政府から正式に要請が行われた。

2)このタイミングの問題と外務省が急いでいることに関するNGOの意見・質問
・一方で、現在もJICA理事長宛「公開質問状」の回答はきていない。
・また、今回ODA政策協議会で提出した多くの質問が解消されていない。
・さらに、まだ審査結果に対する異議申立人(11名の農民)の意見書が出ていないという状況にある。
・人権侵害の救済も行われていない。
・つまり、事実確認も途上の状態で、急いでいる節があるのはなぜか?
・現在国会で予算が審議されていることが影響しているのか?

3)この伝達事項の書面共有についてのやり取り
NGO:やっぱり後で紙で渡してもらったほうがいい。
外務省:はい、わかりました。でも、もう一回読みますね。いずれにしても。
(2度目の読み上げ)

4)今回の伝達の位置づけの外務省補足
・外務省は、NGOに了承を求めているわけではない。その立場にない。
・大臣がこういっていますということの伝達をしている。
・したがって、中身に反対があるのであれば言ってほしい。

5)上記に関する確認のやり取り
NGO:大臣からこのような決定がおりたということの意味は?JICAとかに対するゴーサイン?そういうことではない?
外務省:いや。
NGO:いや。JICAに対して、反対派を含めた対話をしなさいと、するんだったらゴーですよと。
外務省:そういうことですね。
NGO:逆に言えばしないんだったらゴーじゃないですよと。
外務省:
・そういうことです。
・もう一回やらなきゃいけないわけですよね。ちゃんとやるんだろうな、と。


*以上は、録音に基づき逐語で議事録を起こしたものをもとに作成されました。
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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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