このブログでも紹介した2月8日付の日本の5団体によるJICA宛「公開質問状」の件です。
JICA理事長宛「公開質問状」(州農務局長の発言)http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-302.htmlこれへの回答の一部が、昨日(2月15日)JICAからファックスで届いたそうです。
末尾にそのイメージを添付します。
要点は、次の通りです。
0)理事長宛質問だが、理事長からの回答ではない。JICA名。
1)マスタープラン・ドラフトの見直しのプロセスに反対があったために、延期して、現在に至ると認識している。
2)異議申立の提言については重く受け止めている。真摯に取り組むべく、具体的な対応を検討中。
3)録音内容については改めて回答する。
以上から、具体的になされた質問に対する答えはいただけていません。
また、州農務大臣による、記者会見での説明と1)も2)も矛盾しています。
マスタープランの見直しは、JICA(つまり日本の税金)のみの予算でやられており、JICAが同意せず、また認識せぬままに、州政府が勝手に活動を進めているとしたら、それもおかしな話です。
NGOとしては、3)に関する近日中の回答を待っているところですが、同じタイミングで外務省から録音に関して回答がありました。
この件の詳細は、「公開質問」と下記の記事をご覧下さい。
【議事録】ODA政策協議会での700億円・プロサバンナに関する外務省との議論http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-305.html外務省が、ドロ・ズクーラ(ナンプーラ)州農務局長の人権侵害発言について、NGOと同じファクトに基づいて議論したいとのことだったので(2017年12月)、その録音音源と仮訳が公開されました。
【録音】ナンプーラ州農務局長の記者会見の逐語仮訳http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-303.htmlその録音を聞いての外務省の第一段階の回答は、次のようなものだったそうです。
(2月14日に外務省とNGOの面談)
・「発言はモザンビーク政府の見解ではなく、一担当者の発言にすぎない」
・「モザンビーク政府にも伝えて対応を求めている」
これらの点については、3月1日に京都で開催されるODA政策協議会でさらに突っ込んだやり取りがあるそうです。
2月20日が申込み締切です。
ふるってご参加下さい。
詳細→
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-300.html
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