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【拡散願い】Press Release/プレスリリース

(特活)日本国際ボランティアセンター、モザンビーク開発を考える市民の会、ATTAC Japan、No! to landgrab, Japan

Press Release/プレスリリース

アフリカ外交の柱・「TICAD(アフリカ開発会議)」
日本市民社会代表一名がモザンビーク入国を拒否される



2017年8月16日
(第一報)

日本のアフリカ外交の柱であるTICAD(アフリカ開発会議)の閣僚会議が、今月下旬(24-25日)にモザンビークの首都マプートで開催されます i
アフリカ諸国の大臣の他、河野太郎・新外務大臣も出席される予定であるとともに、アフリカや日本の市民社会組織(NGO)や日本企業各社も多数参加予定です。

この会議に、日本の市民社会代表の一人として参加するはずだった日本のNGOスタッフ(特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター(JVC)渡辺直子さん)が、 8月10日付でビザの発行を止められ、モザンビーク政府に入国を拒否されていることが発覚しました。

1993年に始まったTICADでは、当初から市民社会とのパートナーシップが重視され、これまで政府と市民社会が共同で政策や宣言を作ってきた経緯があります ii

TICADの過去14年間の歴史において、市民社会メンバーの入国が阻まれ、TICADに参加できなくなる事態は、これまで一度もありませんでした。
その点でも、モザンビーク政府の対応は、TICADの歴史において例がない、異常事態といえます。

また、JVCは、最も古く(1985年)からアフリカで支援活動を行ってきたNGOであり、今回の事態に衝撃を受けています iii

この件は、この間モザンビークが国際的に批判されてきたガバナンスの問題や民主主義の後退、言論弾圧などの人権侵害を強調するものとなっています iv

日本ではほとんど報道されていませんが、モザンビークでは、前・現政権が関わる巨額の不透明な債務(約220億円)が発覚し、IMFや欧州各国は融資と財政支援を全面凍結しています v

そして、今年7月、日本政府もモザンビークへの融資と無償援助の凍結を発表しました vi 。その最中に起きているのが、モザンビーク政府による日本NGOの入国拒否です。

今回VISA発給を止められているJVCの渡辺さんは、日本がブラジル・モザンビークと三角協力で進める「プロサバンナ事業」に 異議を唱えるモザンビークの小農らを支援してきました。
そして、小農団体や現地の市民社会組織とともに何度も現地調査を共同で行ってきました vii


今回のVISA発給禁止により、日本の一団体あるいは市民社会の言論弾圧や活動妨害にとどまらず、 現地のパートナーである小農団体や市民社会組織に対する弾圧がさらに進んでいく可能性があります。


今年4月末には、対象地域の住民11名によって、JICA(「プロサバンナ事業」)への異議申し立てが行われています。
現在、1ヶ月の予備審査を経て、本審査が進められているところです。

JICAの異議申し立て制度を使っての申し立てが、本審査に進んだのは、2014年(ミャンマー・ティラワ経済特区)以来、二件目となっています。

「日本の政府開発援助/ODA『プロサバンナ』事業の対象地住民 11 名(小農男女)による JICA への異議申立が本審査に進む」(2017年7月21日)
http://www.ngo-jvc.net/jp/notice/2017/06/20170627-prosavana.html



異議申し立ての中には、モザンビーク政府による脅迫などの人権侵害も含まれており、その最中に、 この審査をサポートする日本のNGOの入国が拒否されるということは、同政府の深刻な現状を顕著に示しており、大変懸念される状態です。

とりわけ、異議申し立てをした対象地域の住民、そしてそれらの人びとをサポートしている現地の当事者団体や市民社会組織へのさらなる弾圧が危惧されます。

このように国際機関や各国ドナー、そして日本政府自身が援助を止めなければならないほどガバナンスが悪く、また、今回のような前代未聞の事態を起こしている国で、TICAD閣僚会議を開催することは、市民社会組織の参加と自由な討議が尊重されてきたTICADの変質を国際的に広く発信することになりかねません。
今、TICADを主導してきた日本の外交姿勢が問われています。

私たち、日本のNGOは、日本国内外の市民社会の皆さんと共に、直ちにVISAを発給することを要求し、さらに、本件について各方面に呼び掛けと働きかけをしていきます。

皆さまのご協力とご支援をお願いいたします。


【本件に関するお問い合わせ】
◆(特定非営利活動法人)日本国際ボランティアセンター
広報担当 大村真理子 
Tel:03-3834-2388 
Email:info<@>ngo-jvc.net
◆モザンビーク開発を考える市民の会
事務局 山崎・苅安 
Email:office<@>mozambiquekaihatsu.net

【脚注】
i http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/
ii http://afri-can-ticad.org/
iii http://www.ngo-jvc.net/jp/challenge/history/
iv http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-243.html
v http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/ProSAVANA/index_mof.html
vi http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
vii http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy/prosavana-jbm.html


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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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