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【仮訳】農民組織からSOS「ワークショップ」概要

現地の農民組織よりSOSが入りました。
以下のような「ワークショップ」がマプートで開催されるということで、日本とモザンビークの市民社会組織の間で衝撃が走っています。

MCSCとは、JICAが自らのコンサルタント企業MAJOL社を使って2016年2月に結成した「市民社会の対話メカニズム」ですが、これについてはこのブログでも紹介してきた通り、現地の農民組織を含む「プロサバンナにノー! キャンペーン」が繰り返し異議を唱えてきた枠組みです。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/advocacy/prosavana-jbm.html

この間、このMCSCに農民組織やキャンペーン加盟団体を取り込もうとする動きが、MAJOL社などによっても記されていることが、リーク文書でも明らかにされています。
http://www.farmlandgrab.org/uploads/attachment/Final_.pdf

そして、このMCSCのコーディネイターとJICAが2016年10月に2200万円規模のコンサルタント契約を結んだこと、そして以上の一連のJICAのコンサルタントを使った市民社会の分断問題については、「プロサバンナにノー」の8団体からJICA理事長宛の「公開書簡」で強く抗議され、凍結が要請されています。

マプート、2017年2月17日
独立行政法人 国際協力機構理事長 北岡伸一様
プロサバンナにおける JICA の活動に関する抗議文
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20170217open_letter.html
 
しかし、今回の「ワークショップ」では、JICAコンサルタントであるMCSCコーディネイター兼現地NGO・SolidariedadeのAntonio Mutoua氏がオープニングを担当しており、重要議題として、「プロサバンナにノー」に参加する各団体の「関与」を詮索(評価)する内容が含まれている一方、「プロサバンナにノー」キャンペーンには招待状は送られていません。

また、この文著の末尾にJICAモザンビーク事務所のプロサバンナ担当官と事務所長の参加が書き込まれています。
さらに驚くべきことに、MAJOL社のコンサルタントであった人物が、JICAのスタッフになって本件に関わり続けていることが明らかになっています。(プロサバンナ事業の意見交換会でMAJOL社の関与が問題になった際[2016年2月、3月)、同社のコンサルタントは政府から独立して動いているとの主張がJICA農村開発部によって繰り返されています。)
これらについては、市民の皆さんが現在分析しており、その記事はそちらのFacebookに掲載される予定です。
https://www.facebook.com/%E3%83%A2%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B0%8F%E8%BE%B2%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E5%9B%A3-1060343997409346/?hc_ref=PAGES_TIMELINE
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ナカラ回廊市民社会調整メカニズム(MCSC)
ワークショップ・アジェンダ
2017年3月14日、マプート
<仮訳>
 
アジェンダ:
1. プロサバンナ・マスタープラン見直しの活動の進行状況を評価する

2. メカニズムのパートナー(農業省・JICA・ABC)との関係におけるパフォーマンスを評価する

3. マスタープランの見直しにおける「プロサバンナにノー」キャンペーンに参加する諸団体を含めたすべての関係者の「関与」の度合い(レベル)を評価する

4. マスタープランの最終化のためのプラン:
·         コミュニティ・コンサルテーションのための新しい行程と手法を定義する
·         ラウンドテーブルのための手法と行程を定義する
·         「プロサバンナにノー」キャンペーンに参加する諸団体を含む関係者や関係アクターに対してどのように協議するかのモデルを定義する
·         プロサバンナのマスタープランのコンセンサス文書を最終化する
5. その他

プログラム:
8:30-8:40:Antonio Mutoua:
ウェルカム、参加者の紹介、ワークショップの目的の確認

8:40-9:00: ANtonio Mutoua:
プロサバンナのマスタープランの見直し活動の進行状況の評価:
・  コミュニティ・コンサルテーションの実施のための派遣団の準備状況の確認
・  ラウンドテーブルの実現のための準備状況(TORの改善)
・  E&Yのコンサルタントの関与
 
9:00-10:00: Augusto Basilio:
パートナー(MASA、JICA、ABC)との関係やメカニズムのパフォーマンスの評価
・  メカニズムの構造とその機能の紹介
・  改善のための側面の指摘
 
10:30-11:00: Jeronimo Napido:
マスタープラン見直しにおける「プロサバンナにノー」キャンペーンに参加する諸団体を含む関係者全員の「関与」の度合いの評価
・  見直しに参加している団体はどれか?
・  「プロサバンナにノー」団体の関与はどのような形でなされているのか?(どのように意見を得ているのか?)
 
11:00-13:30:Almeida Sitoe
マスタープランの最終化のためのプラン
·         コミュニティ・コンサルテーションのための新しい行程と手法を定義する
·         ラウンドテーブルのための手法と行程を定義する
·         「プロサバンナにノー」キャンペーンに参加する諸団体を含む関係者や関係アクターに対してどのように協議するかのモデルを定義する
·         プロサバンナのマスタープランのコンセンサス文書を最終化する
 
参加者
<<勝手に団体名や名前が書かれています>>
 
招待者:
・  Antonio Limbau – MASA
・  Joao Nyaima – MASA
・  Bruno Neves – ブラジル大使館
・  Sheila Matavel – ブラジル大使館
・  横山浩士 — JICA
・  須藤勝義 – JICA
・  Eduardo Costa – JICA HQ
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MozambiqueKaihatsu

Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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