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【共有】MATOPIBAに反対するブラジル先住民族の動画

ブラジル市民社会からの情報拡散依頼です。

【背景】
日本政府とブラジル政府は、ブラジルでの「日本ブラジルによるセラード農業
開発の成功」を受けて、アマゾン地域周辺のアマゾンとセラード地帯が混ざっ
た北部4州(マラニャオン・トカチンス・ピアウイー・バイーア州)をター
ゲットにした大規模農業開発を推進するプログラム「MATOPIBA」に合意しまし
た。2016年2月には、トカチンス連邦大学にて日本の官民が参加する調印式が
開催されたということです。

MATOPIBAは、官民連携により、これら4州の内陸セラード地帯と港を結ぶ交通
網(インフラ)を整備することで、同地帯を大豆を中心とする(トウモロコシ
も含む)穀物生産の中心地に変貌させる計画です。日本は、2014年8月の安倍
首相のブラジル訪問時に、このインフラ整備に協力することを約束しています。

【現地の反対の声:セラードは不毛ではない】
このMATOPIBA事業については、その計画が表面化して以来、ブラジル市民社
会、教会、研究者、当事者団体、特に先住民族のグループから懸念と反対の声
があがってきました。特に、この地域は「セラードに残された最後の森林地
帯」となっており、先住民族コミュニティや解放奴隷によって作られたコミュ
ニティ、その他の「伝統的コミュニティ」が自然に寄り添って暮らす最後の砦
となっています。

ブラジルでは、9月11日に「セラードの日」を設け、セラードの重要性と素晴
らしさを国内外に発信するとともに、これを守り抜くために力を合わせるよう
キャンペーンが行われています。
http://www.redecerrado.org.br/index.php/sala-de-imprensa/noticias/241-11-de-setembro-dia-do-cerrado


セラードは、アマゾンに次ぐ重要な森林地帯を形成し、生物多様性の宝庫とさ
れており、1万種類以上の固有種が見つかっているとともに、南米の河川の巨
大水源地帯となっています。しかし、日本では「セラード=不毛の大地」と喧
伝されてきたことにより、「余った土地=大規模農業開発の対象地」として官
民投資の対象となってきました。これについては、2013年5月に上智大学グ
ローバルコンサーン研究所にてセルジオ・シュレシンガー氏が詳しい発表を
行っています。

詳細:
http://blog.rederio.jp/event/cerrado201305
資料:
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-112.html

【急速に進む土地収奪・森林伐採、土地紛争と暗殺】
しかし、MATOPIBAの発表以来、世界のアグリビジネス投資の流入が加速化し、
森林伐採、土地収奪が急速に進むようになりました。
国際NGO・GRAINの報告書
https://www.grain.org/article/entries/5336-foreign-pension-funds-and-land-grabbing-in-brazil


それに伴って、先住民族や環境保護・人権活動家の暗殺も悪化しています。
国際NGO・グローバルウィットネスの報告書(2015)
https://www.globalwitness.org/en/campaigns/environmental-activists/how-many-more/

ブラジルは、世界一土地に絡む暗殺が多い国になっています。

ブラジル教会団体・司牧土地委員会の報告書(2015)
http://www.cptnacional.org.br/index.php/publicacoes-2/destaque/3175-conflitos-no-campo-brasil-2015

セラード・アマゾン周辺地域での土地紛争と暗殺の激化がデータとともに報告
されています。

既にセラード農業開発により進行していた、土地紛争、強制移住、土壌・水質
汚染、水源喪失、病気の蔓延などが、深刻化しており、許容しがたいところま
できているとの報告が数々出されています。

詳細はこちらの動画をご覧下さい。
"MATOPIBA BAIXA" (2016) 
https://www.youtube.com/watch?v=dPf5BGNCH3Y

【先住民族会議:マトピバ反対】
これらの深刻な事態を受けて、2016年6月20日-23日、MATOPIBAの対象地であ
るトカチンス州の先住民族と隣州ゴイアス州の先住民族500人以上が集まり、
調印式と同じくトカチンス連邦大学にて、「第三回トカチンス・ゴイアス先住
民族会議」が開催され、MATOPIBA反対の声明が出されています。

会議の様子
http://www.farmlandgrab.org/post/view/26278
http://www.farmlandgrab.org/post/view/26285
声明
(ポルトガル語)
http://www.farmlandgrab.org/post/view/26291
(英語)
http://www.farmlandgrab.org/post/view/26329

【第三回先住民族会議の際の「MATOPIBA反対」のマーチの様子】
(2016年6月22日、ブラジル・トカチンス州パルマ市)
https://www.youtube.com/watch?v=3epEZFouRJ4

現地から、会議での先住民族の女性の訴えの動画が届きましたので共有します。
「MATOPIBA=森(セラード)を殺し、先住民族を殺す」と訴えているそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=1XQefD8Ywto

【その他の詳細】
印鑰 智哉さんのブログ http://blog.rederio.jp/

広く拡散下さい。

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Author:MozambiqueKaihatsu
「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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