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【報告】活動年次報告

2012年、2013年度の活動年次報告です。

活動年次報告
会計年度 2012-2013 年度
団体設立の2012 年12 月(2012 年度)から2013 年度(2014 年3 月)までの活動報告並びに会計報告。最終版は6 月に発表予定。


目次
活動にご協力いただいている皆様へ
2012 年度活動報告
2013 年度活動報告
2012 年度会計報告
2013 年度会計報告
団体情報



活動にご協力いただいている皆様へ
「モザンビーク開発を考える市民の会」の活動へのご理解とご協力、誠にありがとうございます。
モザンビークの農民や市民社会の声を日本に届け、よりよい支援や政策につなげるための活動に、たくさんの
皆さまのご協力を頂いていることに、心より感謝いたします。
当会も設立から1 年3 か月を迎えました。
この間、多くの皆さまのご協力により、モザンビークの草の根の人びと、とりわけ国民の圧倒的多数を占める小規模農民、そして市民社会の声に触れ、それを開発援助や政策に活かす活動を遂行することができました。
特に、去年は第5 回アフリカ開発会議(TICAD V)が開催される中、2 度にわたり農民組織と市民社会の代表を日本に招へいし、政府関係者やNGO らとの対話、大学等での講演会、市民や日本の農家との交流を実現することができました。
本年1 月にはモザンビークを安倍晋三総理大臣が日本の首相として初めて訪問し、巨額の援助と投資の促進を表明するなど、日本とモザンビークは急速に接近しています。他方、この訪問には、現地市民社会から非難声明が出されるなど、日本の市民社会としても多くのことを考えさせられます。
同国の豊富な資源に対しては急速な投資の流入があり、数字上は二ケタ近い経済成長が続く一方で、モザンビークの人間開発指数は前年度に引き続き世界最下位のニジェールとコンゴ民主共和国に次ぐ低さでした。
日本でモザンビークの農民らが訴えたように、鉱物資源開発、大規模な植林や農業投資により、全国各地で土地収奪(ランドグラビング)が止むことなく起き続け、すでに217 万㌶以上もの面積(日本の全耕地面積の半分)が失われ、各地で農民の生活の困窮化が起きています。このような草の根の人びとの生活の犠牲の一方で、ごく一部のみが「繁栄」を享受する現在の政治経済状況は、広範なる社会不安を招き、これを抑えたい政権側は権威主義的な性格を強める一方、異議を唱える人びとへの人権侵害、そして軍事化を推し進めています。残念ながら、16 年間の武力紛争を経て1992 年にようやく手にされた和平合意は、去年10 月の政府軍による野党(元反政府ゲリラ勢力)党首の拠点への軍事攻撃により危機的な状況に陥り、戦闘状態が続いています。
和平後20 年近くを順調に歩んできたモザンビークの人びとの生活は、ここ数年の投資や大規模開発、非民主的な統治、軍事化によって、危機に直面しています。そして、これに日本の私たちも、政府開発援助(ODA)や投資を通じて関与しており、市民社会の責任や役割も皆無ではありません。__

私たちは、引き続きモザンビークの農民や市民社会の声に耳を傾け、現地調査などによって現状を把握し、これらを政策立案者や事業担当者・機関、企業、社会に広く伝えていく必要があります。

本報告では、簡単な事業報告と決算報告を掲載いたしております。
活動報告の詳細については、別添の「ProSAVANA 市民社会報告2013―現地調査に基づく提言【最終版】【資料集】」をご確認ください。
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=263029

また、その他の情報については、以下の公式ブログに多数掲載しております。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/

モザンビークの危機的状況、日本の関与の増大を受け、来年度(2014 年度)は、私たちの活動も正念場となります。これを受けて、事務局機能強化に力を入れて参る所存です。皆さまの引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。
なお、本「年次報告」の最終版は2014 年6 月に発表予定で、未だ暫定版となっております。
舩田クラーセンさやか
モザンビーク開発を考える市民の会 代表
2014 年3 月31 日

2012 年度活動報告
活動期間:2012 年12 月~2013 年3 月
事業①:会・事務局の設置(2012 年12 月―)
事業②:招へい事業への寄付の呼びかけ(2012 年12 月―2013 年2 月)
事業③:モザンビーク農民組織・市民社会代表招へい事業(2013 年2 月―3 月)
事業④:外務省・JICA との意見交換会事業(2013 年1 月、3 月)

事業①詳細―会・事務局の設置
以下を行った。
・定款の設定
・銀行口座の設置
・事務局の設置
・メールアドレス、公式ブログの設置
事業②詳細―寄付呼びかけ
会計報告参照
事業③詳細―モザンビーク農民組織・市民社会代表 招へい事業
【招へい対象者】
アウグスト・マフィゴ(モザンビーク全国農民組織UNAC 代表)
ヴィセンテ・アドリアーノ(モザンビーク全国農民組織UNAC アドボカシーオフィサー)
レネ・マショコ(Justiça Ambiental [環境正義] スタッフ)
【招へい期間】
2013 年2 月24 日―3 月3 日
【講演会・セミナー・記者会見】
1. 北海道大学でのセミナー&記者会見
「北海道の農民と共に考えるグローバル農業投資、土地争奪と日本の援助~モザンビーク最大の農民組織は何故抗議声明を出したのか?」
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
○日時:2 月26 日(火)10 時~12 時(*記者会見 11 時半~12 時)
○場所:北海道大学農学部3 階S 31 教室 (札幌市北区北9 条西9 丁目)
○モデレーター:高橋一(酪農学園大学 教授)
報告者:アウグスト・マフィゴ(モザンビーク全国農民組織UNAC 代表)
ヴィセンテ・アドリアーノ(モザンビーク全国農民組織UNAC アドボカシーオフィサー)

○主催:TPP を考える市民の会
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
2.【東京】議員会館学習会&記者会見
「アフリカの課題に応えるTICAD V(アフリカ開発会議)の実現に向けて~食料安全保障問題と『農業
投資』が引き起こす土地紛争」
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130227.html
○日時:2 月27 日(水)11 時~12 時 (*記者会見12 時~12 時半)
○場所:参議院議員会館B104
○主催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、日本国際ボランティアセンター(JVC)
(特活)オックスファム・ジャパン
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○言語:日本語(UNAC 発言部分など英語・日本語逐次通訳あり)
○式次第:
・司会&趣旨説明「TICA V に向けて」津山直子(アフリカ日本協議会理事/「動く動かす」代表)
・報告1「世界的な農業投資と国際規範」森下麻衣子(オックスファムジャパン アドボカシーオフィサー)
・報告2「農業投資と日本の援助~プロサバンナ事業」吉田昌夫(元アフリカ日本協議会代表)
・報告3「なぜモザンビーク最大の農民連盟はプロサバンナ事業に声明を出したのか?」
アウグスト・マフィゴ(UNAC 代表)
ヴィセンテ・アドリアーノ(UNAC アドボカシー&連携オフィサー)
・質疑&まとめ
○記者会見:レネ・マショコが森林伐採問題に絡めてプロサバンナに言及
3. オープン・セミナー【日本アフリカ学会関東支部例会】【HSP セミナー】
「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~モザンビーク農民組織代表をお招きして」
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/ps20130228.html
○日時:2 月28 日(木)18 時~20 時
○場所:東京大学(駒場キャンパス)18 号館一階ホール
○共催:日本アフリカ学会関東支部(例会)、東京大学「人間の安全保障」プログラム、
(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファ
ム・ジャパン、No to Land Grab, Japan!
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○式次第
(1)趣旨説明 座長:西川芳昭(コミュニティコミュニケーション・サポートセンター テクニカルアドバイザー/名古屋大学教授)
(2)報告1「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~小農の視点から」
・アウグスト・マフィゴ(代表/全国農民連盟(UNAC)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(アドボカシー&連携担当/全国農民連盟UNAC)
(3)報告2「モザンビーク北部農村における森林伐採と土地、食料~環境の視点から」
・レネ・マショコ(森林問題担当 /モザンビーク環境団体・Justica Ambiental)
(4)コメント(各10 分):
・吉田昌夫((特活)アフリカ日本協議会食料安全保障研究会/元中部大学・日本福祉大学教授/日本
アフリカ学会会員)
(5)質疑応答&オープンディスカッション&ラップアップ(45 分)__

【その他のイベント】
4.外務省表敬訪問・JICA との対話(2013 年2 月26 日)
5. NGO との戦略会議(2013 年2 月29 日)
6.マスコミのインタビュー対応
7. 北海道有機農家との交流(2013 年2 月24-25 日)
事業④詳細―外務省・JICA 意見交換会
第一回意見交換会 2013 年1 月25 日(於:外務省)
第二回意見交換会 2013 年3 月15 日(於:外務省)
当会は、資料作成・議事録作成を支援
議事要旨は以下の外務省サイトに掲載
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/prosavana/prosavana_01.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/prosavana/prosavana_02.html
活動の成果
事務局機能が設置され、寄付も集まり、モザンビーク農民組織と市民社会代表を招へいすることができた
モザンビークの現状と日本の援助(とりわけプロサバンナ事業)の課題について、モザンビークの小農と市民社会自身の声を、社会の広い層に届けた(報道一覧は以下)
これら招へい対象者と日本の援助関係者(外務省・JICA)との直接の対話の場を設けるとともに、プロサバンナ事業に関して日本のNGO・市民と外務省・JICA の間での継続的な対話を可能とするための「ProSAVANA 事業に関する意見交換会」設置を促進した
【報道】
東京新聞 「プロサバンナの見直しを」目黒でUNAC 講演(2013 年3 月3 日朝刊)東京新聞
朝日新聞 「(アフリカはいま)眠れる大地、「緑の実験」 モザンビーク穀倉化計画―貧しい農民、強制移転懸念」(2013 年5 月29 日)に反映
TBS「「報道特集 日本が進めるアフリカ開発計画の明と暗 日本の食料大増産計画にアフリカ農民が訴える不安」(、2013 年6 月8 日放映)に反映
IWJ(独立インターネットテレビ)で、北海道並びに東京のイベントが同時中継されている
※その他詳細は公式ブログ参照
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/


2013 年度活動報告
活動期間:2013 年4 月―2014 年3 月
事業①:TICAD V にあわせたモザンビーク農民組織・市民社会代表招へい(2013 年5 月-6 月)
事業②:現地調査(2013 年7-8 月)
事業③: 現地追加調査(2013 年12 月)
事業④:講演・報告会等
事業⑤: 外務省・JICA との意見交換会(年度内に8 回)
事業⑥:「ProSAVANA 市民社会報告2013-現地調査に基づく提言」作成と発表
事業⑦:事務局機能強化(2014 年3 月―)
事業①詳細―モザンビーク農民組織・市民社会代表 招へい
【招へい対象者】
アウグスト・マフィゴ(モザンビーク全国農民組織UNAC 代表)
ヴィセンテ・アドリアーノ(モザンビーク全国農民組織UNAC アドボカシーオフィサー)
アントニオ・ムアジェレネ(ナンプーラ州市民社会プラットフォーム 事務局長)
セルジオ・シュレシンガー(ブラジル市民社会連合FASE コンサルタント)
デブリン・クエック(国際NGO GRAIN 土地収奪問題担当)
*全額を負担したのはアウグスト・マフィゴ氏のみ。
*その他の招へい者らは、別予算で来日。部分的に当会負担。詳細は、会計報告参照。
【招へい期間】
2013 年5 月27 日―6 月4 日
(*6 月3 日―7 日まで、愛媛県にて農民間交流が予定されていたがマフィゴ氏の体調不良によりキャ
ンセルとなった)
【シンポジウム・セミナー・記者会見】
1. TICAD V 直前 国際シンポジウムwith モザンビーク/ブラジル/国際NGO
「今アフリカ農村で何が起きているのか?日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ
農業開発(ProSAVANA)を考える~」
日時:5 月29 日(水)18 時~20 時半
会場:産業貿易センターB102 号室
定員:100 名(事前申し込み必要・先着順)
参加費(資料代含む):500 円
主催:(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、
(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)WE21ジャパン
協力:モザンビーク開発を考える市民の会、東京外国語大学舩田クラーセン研究室
賛同団体:認定NPO 法人 FoE Japan、(特活)アジア・アフリカと共に歩む会(TAAA)、(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、NPO 法人アジア太平洋資料センター(PARC)、ATTAC Japan、全日本

農民組合連合会、(一般財団法人)北海道農民連盟、アフリカ理解プロジェクト、(特活)「環境・持続社
会」研究センター(JACSES)、(株)オルタ・トレード・ジャパン(ATJ)、(特活)APLA(Alternative People's
Linkage in Asia)、No! to Land Grab, Japan、アジア農民交流センタ-(Asian Farmers' Exchange
Center/AFEC)、(一般財団法人)地球・人間環境フォーラム、(特活)国際協力NGO センター(JANIC)、
(特活)サパ=西アフリカの人達を支援する会(SUPA)、(特活)ハンガー・フリー・ワールド(HFW)、(一般財団法人)CSO ネットワーク (5 月14 日現在18 団体)
○式次第:
【報告】
(1)「世界における【責任を取らない農業投資】と土地争奪問題~アフリカ・熱帯サバンナ地域を中心に」
Devlin Kuyek (国際NGO・GRAIN、カナダ)
(2)「ブラジルの熱帯サバンナ地域における農業開発(セラード開発)の課題」
Sérgio Schlesinger(ブラジルNGO・FASE、ブラジル)
(3)「モザンビーク農民組織からみたプロサバンナ事業の問題~小農の権利から」
Augusto Mafigo(代表) + Vicente Adriano (モザンビーク全国農民組織UNAC、モザンビーク)
【コメント】
・日本市民社会(津山直子/動く→動かす(G-CAP Japan)代表)ほか
・事業対象地市民社会 (António Muagerene ナンプーラ市民社会プラットフォーム代表)
2. 市民社会ラウンドテーブル 「プロサバンナ事業についての国際・3カ国市民社会会議」
急激なグローバル化による農民への影響は、アフリカに留まりません。日本でも、アジアでも、南米でも同様です。また、日本の政府開発援助(ODA)を通じた農業投資や土地問題は、世界各地で発生してきました。これらの問題について、モザンビーク、ブラジル、日本の3 か国、そして国際市民社会は何をすべきか、を話し合います。「農業投資」、「土地争奪」、「農民主権」、「食料主権」などをキーワードに、議論し、今後のローカルあるいはグローバルな行動に繋げます。
○日時:5 月29 日(水)13 時半~16 時(16 時から記者会見)
○会場:産業貿易センターB102 号室 http://www.sanbo-center.co.jp/rr/index.html
○主催:(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)
(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)WE21ジャパン
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○言語:日本語(UNAC 発言部分などポルトガル語・英語・日本語逐次通訳あり)
3. 3 か国市民社会・国際NGO 記者会見 16 時~17 時
以上のイベント参加者らが、プロサバンナ事業に関して声明を発表します。
○日時:5 月29 日(水)16 時~17 時
○会場:産業貿易センターB102 号室 http://www.sanbo-center.co.jp/rr/index.html
○主催:(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)
(特活)オックスファム・ジャパン、(特活)WE21ジャパン
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
○言語:日本語(UNAC 発言部分などポルトガル語・英語・日本語逐次通訳あり)
【その他のイベント】
外務省表敬訪問(2013 年5 月28 日)
JICA 表敬訪問(2013 年5 月30 日)
国会議員表敬訪問(2013 年5 月下旬―6 月上旬)__
マスコミインタビュー対応
大学等での講演会(上智大学、立教大学)

事業③詳細―現地調査
【調査期間】
2013 年7 月24 日―8 月19 日
【調査参加者】
舩田クラーセンさやか (東京外国語大学/モザンビーク開発を考える市民の会)
渡辺直子 ((特活)日本国際ボランティアセンター)
高橋清貴 ((特活)日本国際ボランティアセンター)
森下麻衣子 ((特活)オックスファム・ジャパン)
秋本陽子 (ATTAC Japan)
【調査対象地】
モザンビーク北部プロサバンナ事業対象3 州
モザンビーク首都(マプート市)
【調査協力団体】
全国農民連合(UNAC)並びに下部組織、ナンプーラ州市民社会プラットオーム(PPOCS-N)、ニアサ州市民社会フォーラム、環境NGO・Justiça Ambiental
【調査概要・詳細】
「ProSAVANA 市民社会報告2013―現地調査に基づく提言」を参照
【調査成果の発信と還元】
9 月30 日 現地調査報告会を開催
9 月30 日 現地調査に参加した団体が呼びかけ人となり「外務大臣・JICA 理事長宛 プロサバンナ事業に関する緊急声明」を発表(国内36 団体が署名・賛同)
10 月-11 月 同緊急声明を外務省・JICA 担当官に手交
2014 年1 月15 日 「ProSAVANA 市民社会報告2013―現地調査に基づく提言」【暫定版】をインターネット上(立命館大学サイト)で広く公開・意見を求める
2014 年3 月12 日 同報告書をもとにした外務省・JICA との意見交換
事業③詳細―現地追加調査(2013 年12 月)
2013 年10 月に軍事衝突、11 月に地方都市選挙があり、現地の人権侵害状況が悪化していること、プロサバンナ事業に関するアドボカシー活動を行っている農民・市民社会組織が抑圧や脅迫を受けているとの声明が発表されたため、首都とナンプーラ市で現地追加調査を実施。
【調査期間】
2013 年12 月4-6 日
【調査対象】
首都(マプート市):農民組織、環境NGO、日本大使館、JICA 事務所
ナンプーラ市:農民組織、市民社会プラットフォーム
【調査担当者】
渡辺直子 ((特活)日本国際ボランティアセンター)
【調査結果と発信】
NGO・外務省定期協議会 ODA 政策協議会(12 月9 日)で発表
報告書:http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
議事録:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/oda_seikyo_13_2.html
第7 回ProSAVANA 事業に関する意見交換会(12 月18 日)で発表
事業④詳細―講演会・報告会
招へい事業に関わる講演会等は事業①を参照
1. 議員会館内 緊急報告会 「日本ODAによるモザンビークの大規模農業開発事業
「プロサバンナ」に関する現地調査報告・緊急声明の発表」
モザンビーク北部3 州 の1400 万ヘクタール(日本の耕地面積の3 倍)におよぶ「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力によるアフリカ熱帯サバンナ農業開発計画(略称:プロサバンナ/ProSAVANA)」は2009 年 に合意されました。
しかし、2012 年10 月、 モザンビーク最大の農民組織(2200 組織加盟)である全国農民連盟(UNAC)がプロサバンナ事業への抗議声明を世界に向けて発表して以来、多くの現地農民組織・市民団体および国際的なNGO が、同事業への懸念を表明してきました。これらの懸念の根幹は、同事業が現地事情や農民・市民社会の意見をまったく反映しておらず、アグリビジネスによる大規模な土地収奪(landgrabbing)
に道を開くものだという点にありました。
これを受け、日本のNGO や研究者らは、2012 年12 月 のNGO・ 外務省ODA 政策協議会を皮切りに、2013 年1 月より「ProSAVANA 事業に関するNGO-外務省・JICA 意見交換会」を5 回 実施してきました。
2013 年2 月には、UNAC の代表、環境NGO の代表が来日し、議員会館での学習会、記者会見でプロサバンナ事業への懸念を表明するとともに、現地住民との対話を日本政府に訴えました。6 月に横浜で開催されたTICAD V(アフリカ開発会議)時には、農民連盟に加え、対象地域(ナンプラー州)の市民社会プラットフォームの代表が来日し、モザンビークの主要農民・市民・宗教団体23 組織による3 か国首脳宛て公開書簡「プロサバンナ事業の緊急停止」が発表されました。同「公開書簡」は、農民組織代表により安倍晋三総理に手渡されています。http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/
以上の事態を受け、日本のNGO や研究者による調査団が8月に現地を訪問し、農民や政府・援助事業関係者らに聞きとりを行うとともに、プロサバンナ事業に関する「(モザンビーク・ブラジル・日本)3 か国市民会議」に参加しました。同会議にはモザンビークの農業大臣や首相代理も参加し、活発なやり取りがなされました。また、事業対象3州でプロサバンナ関連事業の現状、アグリビジネスの進出状況、土地収奪、現地小農の生産努力に関する調査を実施しました。

現地調査からは、プロサバンナ事業の透明性や説明責任の問題が大きいこと、マスタープランに関する政府と市民社会の対話が始まったばかりであるのにプラン策定が最終段階にあり、かつ関連事業が進められ地域社会に混乱を招いていること、アグリビジネスによる土地収奪が地元農民の生存や生活を脅かしているケースが出ていることなどが分かりました。
本報告会では映像も交え、調査結果を報告し、声明を発表します。
○日時:2013 年9 月30 日 (月)16:00~17:30 (質疑応答 17:00~17:30)
○場所:参議院議員会館B107 (入館証70 枚まで発行)
【司会】津山直子(アフリカ日本協議会理事/動く→動かす代表)
【報告者】
・秋本陽子(ATTAC ジャパン)
・高橋清貴(日本国際ボランティアセンター)
・舩田クラーセンさやか(東京外国語大学/モザンビーク開発を考える市民の会)
・森下麻衣子(オックスファム・ジャパン)
・渡辺直子(日本国際ボランティアセンター)
【コメンテーター】
・松本悟(法政大学准教授/メコン・ウオッチ顧問)
・若林秀樹(アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)
○共催:(特活)アフリカ日本協議会、(特活)日本国際ボランティアセン ター、(特活)オックスファム・ジ
ャパン
○協力:モザンビーク開発を考える市民の会
2. アフリカ・モザンビーク情勢の緊急勉強会:安倍総理が訪問するモザンビークで今起きていること和平合意破棄後の援助、投資のこれからを考える1977 年から16 年間にわたったモザンビークの戦争は、百万人の死者を出し、史上最悪の戦争の一つとして歴史に記され、1992 年に終結しました。しかし、本年10 月21 日、モザンビーク政府軍が、最大野党RENAMO の拠点を急襲し、国会議員1 名が死亡、党首は山中に逃れたままとなり、翌22 日にRENAMO は92 年の和平合意破棄を宣言しました。中部・北部の十か所以上で軍事衝突が起こり、死傷者がでています。
すでに、国連、EU 連合、米国など20 カ国の援助国政府、カトリック教会は、声明や談話を発表し、両者に対し武力を使わず政治的緊張を対話で解決するよう求めています。主要援助国で声明・談話を出していないのは日本政府だけです。影響は経済にも及び始め、リオ・ティント社等は、外国人スタッフの家族を国外に避難させています。
こうしたモザンビーク情勢急転の中、11 月4 日、安倍首相は2014 年1 月9 日~15 日にモザンビーク・ 南アフリカ・コートジボワールを訪問すると発表しました。2013 年6 月のTICAD V(第5 回 アフリカ開発会議)の際、日本は同国と二国間投資協定を結び、日本企業が炭田開発、世界最大規模の天然ガス開発に着手する一方、北部ナカラ回廊ではODA「プロサバンナ」事業による大規模農業開発やインフラ整備が進められています。 しかし、現地では資源開発や大規模援助事業が住民合意のないまま進められることに批判が高まっており、さらに政治軍事衝突の最中に首相訪問が発表されたことに疑問の声が上がっています。平和を求める市民、数千から数万人が参加する平和マーチが5 主要都市で行われ、独裁化する現政権には与党内からも退陣を求める声が高まっています。11 月20 日に全国都市選挙が実施され、2014 年10 月には大統領選挙の予定です。

もはや日本から「遠い国」とは呼べないモザンビーク。
今何が起き、今後どうなっていくのかを共に考えます。どうぞご参加下さい。
【報告】
1. 「モザンビークでの石炭開発及びエチオピアでの援助によるHRW の人権影響調査の実例報告」
土井香苗:国際NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表、弁護士
2. 「モザンビークにおける政治暴力の現在と投資・援助」
舩田クラーセンさやか:東京外国語大学教員、モザンビーク開発を考える市民の会代表
○日時:2013 年12 月6 日(金)13 時~15 時 ※ 12 時45 分より議員会館 ロ ビーで入館票を配布
○会場:参議院議員会館 1F 102 号室
○報告者プロフィール
土井香苗:
国際NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表。弁護士。
1998 年東京大学法学部卒業。学生時、アフリカ・エリトリアで法制定ボランティア。
2000 年弁護士登録。国際法修士。2008 年9 月から現職。世界 中の人権侵害を止め、日本を人権大国にするため活動。著書に『"ようこそ"と言える日本へー弁護士として外国人とともに歩む』(岩波書店)、『巻き込む力』(小学館)

舩田クラーセンさやか:
東京外国語大学大学院教員、モザンビーク開発を考える市民の会代表。
1994 年PKO 国連モザン ビーク活動(ONUMOZ)後、アフリカの平和構築・政治経済・開発援助に関する研究・教育・市民活動に従事。国際関係学博士。主著に『モザンビーク解放闘争史』(御茶の水書房)、"Origins of the War in Mozambique"(African Minds)、「モザンビークにおける民主化の後退と平和構築の課題」『国際政治』。編著に『アフリカ学入門』(明石書店)。
○ 共催:
(特活)アフリカ日本協議会、(特活)オックスファ ム・ジャパン
(特活)日本国際ボランティアセンター、Attac Japan、No! to land Grab
(特活)ピースビルダーズ、モザンビーク開発を考える市民の会
事業⑤詳細―外務省・JICA との意見交換会
ProSAVANA事業に関する意見交換会の資料作成と議事録を担当
第3 回2013 年4 月19 日
第4 回2013 年5 月9 日
第5 回2013 年7 月12 日
第6 回2013 年11 月25 日
第7回2013年12月18日
※議事要旨は外務省サイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/prosavana/prosavana_03.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/prosavana/prosavana_04.html
※第5回以降の議事要旨は外務省側が確認中
NGO・外務省定期協議会 ODA政策協議会の資料作成を担当
2013年12月9日
2014年2月27日
※配布資料は以下の公式ブログ__

http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-63.html
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-83.html
議員立ち会いNGOと外務省/JICAの対話の資料作成を担当
2013年9月30日
事業⑥詳細―「PROSAVANA 市民社会報告2013-現地調査に基づく提言」作成と発表
1 月15 日 【暫定版】のインターネット上での発表
掲載サイト:立命館大学グローバルCOE プログラム「生存学」創成拠点(http://www.arsvi.com)に
掲載、1 万6 千回を超えるダウンロード
第8 回意見交換会(2014 年3 月18 日) JICA からの評価・議論
3 月25 日 【最終版】の完成
3 月25 日~ 関係者発送と有料販売サイトでの掲載準備
※事業⑦を見据えたファンドレージングも兼ね、報告書【最終版】は資料集をつける形で以下のサイトで販売中。
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=263029
事業⑦詳細―事務局機能強化にむけた準備
現地での緊迫する一方の状態、日本のモザンビーク開発への関与の増大を受け、日本での外務省・
JICA との対話を強化し、日本のNGO や市民同士、モザンビークの農民組織や市民社会、国際NGOとのコーディネイションを促進するため、当会事務局機能の強化が2014 年度の活動として決定。2014年3 月よりその準備を開始。
活動の成果
モザンビークとブラジル、国際NGO の来日、講演会や報告会事業、マスメディアへの働きかけにより、日本政府や社会に、モザンビークの現状についての理解を広め、農民や市民社会の声を届けることができた
報道一覧は以下の通り
現地での調査に基づく、実証的な調査とそのまとめ(報告書)の発表、日本国内での意見交換会の積み重ねによる対話の深化により、援助政策や事業内容への改善に寄与した
議事要旨・資料の一覧:http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry- 39.html
【報道】
「いま世界は」トップ・ストーリーズ 「TICAD~アフリカ開発会議」(BS 朝日制作、2013 年6 月2日放映)
「報道特集 日本が進めるアフリカ開発計画の明と暗 日本の食料大増産計画にアフリカ農民が訴える不安」(TBS 制作、2013 年6 月8 日放映)
「ニュースバード 安倍首相アフリカ歴訪」(TIBC 2014 年1 月20 日放映 (「報道特集 日本が進めるアフリカ開発計画の明と暗 日本の食料大増産計画にアフリカ農民が訴える不安」(TBS 制作、2013 年6 月8 日放映)の再放送を含む、スタジオでの解説)
Kyodo, May 29, 2013, “Mozambican farmers call for halting agriculture project”
Japan Times-Kyodo, May 31, 2013, “Mozambique farmers seek halt to aid project
「小規模農家は不安=日本の支援に注文—モザンビーク」時事通信、2013 年6 月2 日
Kyodo, June 3, 2013, “Concern mounts over agriculture development plan in Mozambique”「日本政府と衝突も=NGO が総括会見—アフリカ開発会議」
時事通信、2013 年6 月3 日「日本、アフリカ進出足掛かりへ計画=モザンビーク開発賛否」
日本のモザンビーク開発:貧困解消投資拡大に期待「地域農民、土地収奪を懸念」新潟日報、2013 年6 月4 日
「アフリカ開発会議閉幕:「相互に恩恵」思惑ずれ」東京新聞、2013 年6 月4 日
「アフリカへの民間投資促進で隔たり 国際ルール来年採択へ」日本農業新聞、2013 年6 月9 日
「日本の支援見直し要求=モザンビーク農業開発-NGO」時事通信 2013 年10 月1 日 「プロサバンナ」
「NGO はモザンビークの農業プロジェクトの見直しを要求」 “NGOs call for review of Mozambique farm project” JIJI PRESS, Oct. 3, 2013
「日本の支援見直し要求=モザンビーク農業開発-NGO」2013 年10 月3 日夕刊デイリー陸奥新報
「モザンビーク農業支援でNGO、日本の開発見直しをー土地収用に不安」2013 年10 月4 日陸奥新報
「首相訪問モザンビーク 日本開発に反発 -農民土地収奪を懸念」 愛媛新聞 2014 年1 月
13 日
「首相アフリカ歴訪 援助 企業進出に照準 -紛争・民主化遅れ難題」北海道新聞 2014 年1
月15 日__
「安倍首相:モザンビークの農業開発、支援表明 「土地奪われる」反対も」毎日新聞 2014 年1 月18 日
「記者の目 モザンビーク開発支援 -現地農民の声に応えよ」東京新聞 2014 年1 月28 日
「論点 モザンビーク開発協力 -農地収奪招かぬ支援に」読売新聞 2014 年1 月28 日
「識者評論 安倍首相のアフリカ訪問 ―平和、民主化に水を差すな」2014 年2 月1 日

2012 年度会計報告
2012 年度決算報告

(単位:円)
収支 事業 金額
収入 寄付 (事業②による) 825,652
収入合計 825,652
支出 事業①:事務局設置 0
事業②:招へい寄付 0
事業③:招へい事業 857,273
事業④:意見交換会 0
支出合計 857,273
収支差額 -31,621

支出詳細
事業③モザンビーク農民・市民社会代表 招へい事業 (単位:円)
費目 金額
国際旅費 565,174
国内移動(ボランティア交通費含む) 122,889
宿泊・日当 121,740
手数料 47,470
支出合計 857,273

※その他の詳細は、公式ブログで公開中(各費目の詳細など)。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

2013 年度会計報告
2013 年度決算報告

(単位:円)
事業 内容 金額
前年度繰り越し金 -31,621
収入 事業① TICAD V 来日 寄付 552,009
事業③ 12 月現地追加調査 寄付 130,000
事業④ 講演会・報告会 謝金・カンパ 61,440
事業⑦ 事務局機能強化 寄付 10,000
銀行利子 28
合計 753,477

支出 事業① 招へい 544,546
事業② 現地調査 0
事業③ 現地追加調査 180,043
事業④ 講演会・報告会 0
事業⑤ 外務省意見交換会 18,280
事業⑥ 報告書 0
事業⑦ 事務局機能強化 22,732
合計 765,601
収支決算 -43,745

内訳詳細は以下の公式サイト。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
その他の詳細は6 月までに公式サイトで報告。
http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com


団体情報
モザンビーク開発を考える市民の会
〒183-8534 府中市朝日町3-11-1 東京外国語大学舩田クラーセン研究室内
電話 090-7499-7542
Fax 042-330-5260
公式サイト:http:/mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com
メールアドレス:mozambiquekaihatsu@gmail.com

寄付先情報
■口座名称:モザンビーク開発を考える市民の会
(モザンビークカイハツヲカンガ エルシミンノカイ)
■ゆうちょ銀行から振込みの場合
ゆうちょ銀行 記号10040 番号 8871761
■他金融銀行からの振込みの場合
ゆうちょ銀行 店名 008 店番 008
預金種目 普通 口座番号 0887176
支店名:府中紅葉丘
撮影:peter steudner http://www.panphotos.org/
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「モザンビーク開発を考える市民の会」の公式サイトへようこそ!本サイトでは、モザンビークの草の根の人びとの側に立った現地・日本・世界の情報共有を行っています。特に、現地住民に他大な影響を及ぼす日本のODA農業開発事業「プロサバンナ」や投資「鉱物資源開発」に注目しつつ、モデルとされるブラジル・セラード開発についての議論も紹介。国際的な食・農・土地を巡る動きも追っています。

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